2012年9月17日月曜日

大阪・三国で古民家の周りを散歩したよ

淀川区三国にある渡辺邸が文化財指定解除となり解体の危機と聞き,9/9に大阪市渡辺邸保存会主催の「渡辺邸を知ろう」に行ってきました.
場所はその近くの自敬寺.会場にはざっと見て110-120名くらいの方がお越しでした.


大阪市渡辺邸保存会のwebページによりますと,
「大阪市淀川区西三国にある渡辺邸は、渡辺綱の子孫と伝える渡辺久良左衛門源忠綱(天正十年、1582年没)が構えた屋敷跡と伝えられ、もしそうなら大阪落城より以前からあった大阪市中最古の民家の一つとなります」

考古地絵図 明治末期 大阪府西成郡北中島村

箕面有馬電車,現阪急宝塚線ができてます.三国駅の北東方向に渡辺邸と自敬寺が描かれています.
渡辺邸の北側の道は蒲田街道と記されています.また道の北側に沿って水路があります.

当日展示されていた写真の一部




ではさっそくお散歩へ.


渡辺邸北側の塀.この道が蒲田街道.先ほどの地図によると明治期にはこの道沿いに水路がありました.



東側の門.

南側の門.

軒瓦.家紋が入ってます.


では付近を駅の方に向かってお散歩.

通行不能の看板が私を誘います.



ここで呑まないでください の酒屋さん発見.

楽しい壁画の建物に遭遇.


うさぎさんも発見.

このあたりは区画整理中のため広大な空き地があちこちにあります.


あっ大変,電線に何か引っ掛かってるw


夕刻の三国駅.私の記憶と比べて驚く程,宝塚線が速くなっています.

2012/9/9に散歩

この日の会の話を聞いて,渡辺邸が文化財指定解除となった現在,私有地に存在する私有財産としての建築物を現場で現況のまま保存することはかなり難しい状況と感じました.
しかし残す価値がある建造物であることは動かしがたい事実です.
なんらかの形で未来に引き継いでほしいという願いでいっぱいです.
その為にはまず多くの人がこの価値を知り,残そうという意思を持つことが大事と感じました.
10月までには解体するかもとの話も聞きました.時間はほとんどありません.

大阪市渡辺邸保存会
当日,展示されていた写真は下記に掲載されています.是非見てください.
オンライン署名サイトでも署名を集めています.賛同して頂ける方は是非ご協力ください.


より大きな地図で sanpo osaka を表示

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