そのなかから1970年に大阪千里丘陵で行われた日本万国博の記事を紹介します.
1970年夏休み期間中の万国博会場.太陽の塔,モノレールお祭り広場の大屋根が見えます.モノレールの2両目に向かう屋根は動く歩道の屋根です.
大屋根のデザインは丹下健三.
日本万国博覧会 1970/3/15-9/13
名誉総裁は明仁,名誉会長は佐藤栄作,プロデューサーは丹下健三.
万国博テーマプロデューサー:岡本太郎.
テーマ「人類の進歩と調和」
お祭り広場の風景. 毎日新聞1970/3/17
記事もさることながら各社,広告にも力が入ってます.
大林組 「実験は成功した!」
お祭り広場の大屋根とアメリカ館のドーム建築を紹介しています.
夢の実現―未来都市に挑戦 by 大林組八十年史
https://www.obayashi.co.jp/chronicle/80yrs/t4c4s3.html
人気のダイダラザウルスはフル運転.
憧れのダイダラザウルス.私は乗れませんでしたが.
左は虹の塔.
「人気をさらった象」の記事
「8月3日,神戸港に上陸した16頭の象さんは会場までブーラリ,ブーラリの"大名行列".しっぽを振って愛きょうをふりまくので沿道は人がきで埋まり「でっかいなー」とちびっ子たちは大喜び.」
灘区六甲の実家近くを通るのを私も見に行きました.旧市電筋,現山手幹線です.
お祭り広場が呼んでいる (毎日新聞 1970/3/8)
祭りの魅力 by 岡本太郎
「失敗した方がいいんだ.そのくらいの気構えで,ベラボウなものを作るべきだと」
「万国博は見せ物ではない.参加した人は,自分が祭りを盛上げるのだという気迫で楽しんでほしい」
テーマ館の「青春の塔」.様々なオフジェをくしざしにした大彫刻が躍動する青春を表現
5000万人の案内役 エキスポ・ホステス
夢がいっぱい 異色のパビリオン
エキスポ案内絵図
私は終了間際の9月に1度だけ連れて行ってもらい,フジパンロボット館とモノレールに乗ることができたのが思い出です.
シオノギ製薬 ポポンSは仲代達矢(当時37歳)
コーワのキャベジンは森繁久弥(当時56歳)
「そう気になさらんことです」
ひろがるファッション ひろがる阪急
1970/3/11に千里阪急オープン.
SEIKO紙上ショールーム
服部時計店はEXPO'70 OFFICIAL TIME です.
「原子時計が発する秒信号を無線で万国博会場内の時計群に送り時間を集中管理します」
虹の塔
"幽玄の世界"へご招待します
企画:日本専売公社万国博出展委員会
構成演出:松山善三
建築設計:清家清
東芝IHI館OPEN
さあ感じよう.未来建築の力強さと人間賛歌.
「日本の誇る若き建築家,黒川紀章氏の設計です」
日本航空
万国博
日航ジャンボは空飛ぶ日本館です
ワコール・リッカーミシン館
プロデュース:水の江滝子
石原裕次郎,浅丘ルリ子や長門裕之らを発掘したプロデューサーです.
毎週土曜・日曜日に行われる"万国博結婚式"
あふれる楽しさ エキスポランド
エキスポタワー,夢の池.
日立グループ館
40m継ぎ目なしエスカレーター,260人乗りマンモスエレベーター
日立評論1970年EX号:EXPO'70
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1970/ex/1970_expo_sp_00.pdf
豊かなみのり クボタ館
高さ40mの一本の柱が支える大ヤネの下に
クボタトラクタの進化-2
https://www.kubota.co.jp/globalindex/backnumber/back_number/tractor/tractor_02/index_02.html
夢のトラクタが展示されていたそうです.
松下館
ようこそ万国博へ
<伝統と開発>の松下館は私たちが,ご案内します
「松下電器と毎日新聞社共催によるタイム・カプセルEXPO'70が展示されます.このタイム・カプセルは現代の文化を,ありのままの姿で5000年後の人類へ贈ろうという,素晴らしく遠大な事業です.」
タイムカプセルはその後,大阪城公園に埋められています.
タイムカプセルは2つあり,1つは2000年に開封され以降100年ごとに,もう1つは5000年後の6970年に開封予定です.
大阪城公園に埋められた大阪万博のタイムカプセルEXPO'70について by 大阪城観光ガイド
https://osaka-castle.net/osakajokoen/timecapsule-expo70.html
タイム・カプセル EXPO'70の開封 Jounal of Surface Analysis Vol.8 No.1 (2001)
http://www.sasj.jp/JSA/CONTENTS/vol.8_1/Vol.8%20No.1/Vol.8%20No.1%2070-75.pdf
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