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2016年6月10日金曜日

みなと神戸のレトロビル 旧神戸市立生糸検査所と日本真珠会館

ちょっと時間ができた平日にぶらぶらっと来ましたみなと神戸.

そう! ここは旧神戸市立生糸検査所,現在はデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO).
これは神戸市民なら誰しもが子供のころ使った関西ノート製のデザイン帳. KIITO1Fの喫茶で販売してました. ¥150.中身は自由帳です.

この日は2016/1-2月にKIITOで行われた「”KOBE”を解す―せめぎあいにみる神戸の都市史」(講師:村上しほり 人と防災未来センター)の成果冊子を頂きに参りました!


戦後直後の鯉川筋から東方,三宮高架商店街のあたり.

都市史研究家の村上しほり氏による都市としての神戸の変遷をレクチャして頂きました.1回しか出席してませんがこの冊子で3回分マスターにゃw

とふと見るとiichiko展をやっていました.

ナンジャラホイとうかうか行くと,なかなかの展示スケールでした.日頃うっかり見ていたCMですがこんなに膨大にあったとは!!



展示の舞台裏も.


乗ってみたくなる鉄道.

かなり分厚いデザイン帳ができていました.

かなり十分堪能した後,近くをぶらぶらと.

をっ! あれは日本真珠会館.


1Fには無料で入れる神戸パールミュージアムがあります.さっそく入ってみましょかな.


押ス

引ク

わかりやすですね!

どどーん.登録有形文化財 日本真珠会館 きらりん!

お話を聴いたところ,この若干クリーム色がかった柱は真珠の色をイメージしたものだそう.

エントランス部分.まろやかなカーブに包まれたゾーンです.


まさに真珠を育む貝のイメージでしょうか!


真珠に関する展示もさることながら


日本真珠会館に関するゆかりの品々の展示も見どころです.

「海と真珠と人間と」そそられます.


電話交換用ヘッドフォンやリーフレットなど.

マッチ.かつては1Fに喫茶室「JPCクラブ」,2Fにはレストランがあったそうです.いずれもオリエンタルホテルが経営していたとあります.


1952/11/24 竣工時の"THE MAINICHI"紙.

建築中の様子.



「日本真珠会館」は兵庫県と関西真珠協同組合が官民共同で建設.兵庫県庁舎や旧兵庫県立近代美術館を設計した県職員・光安義光が手がけた,鉄筋コンクリート造4階建ての近代建築です.
1階には黒御影石,2・3階にブルーグレーのタイル,4階が全面ガラス窓の3層構造には,「国際環境のなかでは,官僚的ではない品格のある表現が必要」という設計者による近代建築の表現が集約されています.


日本真珠会館建築場.のどかです.

南面


2Fレストラン パールセンター

まさに日本真珠史の語り部


当初使われていた郵便受けやラジオ.

間接照明,これも貝をイメージしたものでしょうか.


エレベーターの表示(扉上の今は使われてない方)もレトロです.

関係者以外立入禁止の素敵な階段.


立入れないので横からも撮ってみました.

「犬がいます ご注意ください」

ちょっとぶれてしまいましたが日本真珠会館の地下には犬がいるようです.


地下を見た写真.注意しながら見ました.

洗面所の衛生陶器も貝柱チックに見えるのは気のせいか.


使われていた型板ガラスの模様も真珠のようなつぶつぶ.

シックな応接室.これが黒御影か.


照明は建築当初からのものだそう.つかないものもあるが,ここのは点灯.時代を経た銅板を利用した間接照明が美しい.

このスペースは貸ギャラリーとして利用可能です.平日¥15000/1日,1週間¥70000-ですよ,みなさん!


これも建築当初からのスイッチ.こわれてるのもありますが4箇所は現役とのこと.

郵便受けに残っていたマッチ.生田区東町 日本真珠会館1階 JPCクラブ.

ではまた.

2016/6に散歩.

より大きな地図で sanpo kobe を表示

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