おや,素敵な塀.
へいへいへいっ!
てことで東大阪市菱屋西の樟徳館におじゃましました.
ここはなんと4年に1度しか一般公開しない素敵なお家.
結構な雨にも関わらず,多くの人たちが引き寄せられて行きます.
さてこの樟徳館,材木商で成功し樟蔭学園を創立した森平蔵氏の私邸です.
外観は和風ですが,中は洋仕上げの部屋もある和洋折衷建築です.
1939(昭和14)年完成.国の登録有形文化財指定を受けています.
頂いた平面図.
応接室.すばらしい天井.
偽木のガスストーブが据えられた暖炉.
テーブルは玉杢が美しい欅.
クロスのふちを紐で押さえてます.
レトロな受話器と電話台.
刻印模様がすてきなガラス.磨りガラスっぽい方が当初からあるもので透明な方が破損したものを入れ替えた新しいガラスだそうです.
応接室からのお庭の眺めも素敵.
ほんとに広い広縁.
模型を展示してあります.
素敵な椅子.お庭を眺めながらどんな会話がなされたのでしょう.
床脇の天井に施されている刺繍のクロス.でも床の間全体を撮るの忘れた.また4年後に来よう.
欄間は桑.天井は松とのことです.
廊下側から見たところ.意匠が透かしっぽく見えて素敵.
夫人用居間.丸い障子が素敵.
どのお部屋からもお庭が見えるように配置されていますね.
丸い障子の裏側.
貫太郎一家のような廊下.
食堂.ワンコちゃんの飾りがかわいい.
欄間の磨りガラスが素敵.
シャンデリア.真ん中のものは創建当初からあるものだそうです.
女中部屋の火鉢.
どこからお呼びかわかる装置.
女中部屋からは玄関の気配がわかるようになっています.
配膳室.火の用慎.
この当時からガス給湯のようです.
冷蔵庫.
客間.4分の1円の障子.
通用門.帰りはここから.
とても素敵でした.みなさん,ありがとう.
東大阪市の住居表示看板は地番の地図つきで分かりやすいね.
樟徳館が建っているこの場所には,かつて大正から昭和初期にかけて数多くの映画を制作した帝国キネマ演芸株式会社の長瀬撮影所がありました.
帝キネ橋.
昭和3年に開設されたこの撮影所,開設からわずか2年後の昭和5年9月に火災により焼失.帝国キネマは撮影所を京都の太秦へと移転し,色々な会社を経て現在の東映京都撮影所として受け継がれています.
2012/11/11に散歩
まったね〜
より大きな地図で sanpo osaka を表示
0 件のコメント:
コメントを投稿