御影公会堂は神戸市東灘区の国道2号線と石屋川の角部に位置します.
設計は旧神戸市立生糸検査所(現KIITO)も手がけている清水栄二(1933).
神戸市合併以前の御影町時代に公会堂として建てられました.
南面が正面.
玄関前から見上げたところ.正面のガラスが明るそうでコーナーの曲線や塔屋の円盤がかっちょいい!
石屋川橋の柱と丸丸どうしを並べたところ.
西側.石屋川に面しています.六甲の山並みが見えます.
この石屋川をはさんで左が灘区(旧六甲村),右が東灘区(旧御影町)です.
西面.5本ズドーン!
隣には丸窓がぽんぽんぽん!
アップでみても美しいスクラッチタイルのテクスチャ.
生糸検査所を思わせる窓下の飾り.
西面を北から.
バルコニーとその屋根が相似形でリズミカル.ドライエリア部を斜めにまたぐ竪樋が並びます.
北面.大集会室の裏側になります.丸窓の配置がシンメトリー.
まるでなにかの工場のような配管.配管萌え〜.
目の前にも.まさにしずくが!
その下にはモコッ!
1万年くらいしたら天然記念物に指定できそうですw
使われなくなった柵の柱.体を張って柵の一部を形成しています.
続いて屋内.
ロビーに酒瓶を展示.
中味は見本であります.
この御影公会堂は白鶴酒造の嘉納治兵衛氏らの寄付で建設されました.
ロビー正面に胸像が展示されています.
胸像からみるとこんな感じ.御影の町を見守っています.
腰壁部にタイルを巻いています.
壁面はこんな感じ.
建物内の配置は南側がロビーや貸室,北側は大集会室(1-3層吹き抜け,一部2階席あり).
階段部のアーチ.
中2階の大集会室入口部.
大集会室を扉の窓から覗いてみる.
歴史を感じる網入りガラス.網がねじねじのは古いものだそうです.
階段部に天窓があり明かりがホールに射し込みます.
上がったり下がったりの階段.
立入禁止を手で主張する立て看.この先が屋上かな.
丸窓.トイレが配置されてます.
使用中.
あき.
階段部を上から見たところ.1Fの清酒ショーケースが見えます.
年月を感じる階段.
折り返し部は優しく曲線だよ.
階段には壁側にも手摺が造り付けてあります.
給湯室.
外から見ても感じる通り壁面に対して窓の比率が大きく各室とも明るいです.
伝声管発見.
そこに内線電話の配線が.機能が変わっても用途は変わっていませんね.
横にはダムウェイターがありましたので昔は地下の食堂から料理を運んだのでしょうか.
ドア.
これまた年代もんのドアクローザー.
東面.ステップを踏む段々窓.大集会室に明かりを取り入れてくれます.
西面バルコニーから石屋川を望む.
御影公会堂も阪神電車のポスターに使われてます.
ここには今も,「昭和」の時間が流れています. だって!
ポスターの御影公会堂食堂は建物南西部の地下にあります.
地下ですが窓が大きいので結構明るいです.ドライエリアの窓からたぬきがお迎えしますよ.オムレツがおいしいよ.
さて帰るとしますか.
玄関脇.塞がれてますが元守衛室だったのかな.重厚な装飾と窓台の高さ,天もぴったり.
正面玄関入口.
1967年の同じところ.
高度成長期には結婚式場としても使われていました.だっこされてるぼっちゃんが私w
当時は正面部もタイル仕上げだったんですね.
御影公会堂がちゃんと紹介されてるブログも!
神戸の空の下で。 ~近畿の史跡めぐり~
http://blog.goo.ne.jp/kimmy_v-kobe/e/deae5b617ed6963ce8d7f1b8b3a3b267
ではまた
2013/1/20,3/16に散歩
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