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2016年8月22日月曜日

[メモ]大阪市営交通 1982年の路線図

1982年というと今から34年前ですな.
当時私は高校生で当時ポケットコンピュータなるものが世の中に出てきて,私はそれが欲しくて価格調査に日本橋あたりをうろつくようになった頃です.その当時どこかで頂いた大阪市営交通案内がでてきましたので当時の市バス路線図などを再チェック.


表紙からチェック.前年開業の未来の乗り物ニュートラム100系.新幹線や新快速と同様,何年たってもニューですな.
初期車の100系は全部退役済み.
地下鉄は当時量産中だった10系.まだ現役で走っています.
バスは55系統 西船町行きです.


当時は地下鉄の初乗りは120円,バスの均一区は140円でした.当時も地下鉄バス乗継割引があり地下鉄1区と市バスの乗継は200円です.
2016年はそれぞれ180円,210円,290円ですね.消費税は1982年はなし,2016年は8%です.

相互乗り入れ区間をみると,北大阪急行は初乗り40円,阪急は初乗り80円です.当時は近鉄の乗り入れはなし.
2016年はそれぞれ90円,150円です.

地下鉄の路線図.

長堀鶴見緑地線,今里筋線がまだありません.
中央線は大阪港-深江橋間.御堂筋線はあびこまで,堺筋線は動物園前まで,谷町線は守口まで.ニュートラムは中ふ頭まで.
堺筋急行の動物園前-河原町の運行は当時すでにあったが(1979/3開始),相互乗り入れ表示は高槻市まで.市交車両の運用範囲にこだわった表記だったのでしょうか.
他社線では南海天王寺線がありますね(1993年全廃).


難波,阿倍野,梅田,天満橋のバス停位置図があります.どこも今はだいぶ変化していますが天満橋のバスターミナル機能がかなり低下している気がします.鶴見緑地線関連でバス路線が減った影響でしょうか.

ではバス路線図の北西部.

現在の大阪市交通局の路線図は下記にありますので見比べるといいかも.
http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/eigyou/top.html

当時は市バスは幹線と支線に分けられていて幹線-支線相互の乗継が指定停留所できました(料金は1乗車分の140円).
現在はどの路線でもどの停留所でも乗継扱いになるので,今の方が便利な仕組みと言えましょう.

路線図だけでは運転頻度がわからないのでなんとも言えませんが,幹線っぽい路線に関しては現在もかなり存続しているといえるのかな.
私の感覚では幹線というところは最低でも4本/1h,できれば6本/1hくらいの頻度で走って欲しいのですが近年は本数がだいぶ減って使いにくくなっています.
都心部は1982年は3,4,5系統といった路線がありますが,現在は梅田-難波を巡回する8系統が1本/1h程度走ってるだけですね.

バスターミナルも減ってますね.バス同士で乗り継がせようと思えば主要なターミナルは必要と思われますが,減少しているということはそれほど利用が伸びなかったのでしょうか.減便しすぎて数本/1hどうしのバスを乗り継がせようという仕組みが無理になってきたのかもしれません.
歌島橋バスターミナルは1981年開設,2014年廃止.

当時の市バス同士の乗継システム.


北東部.
守口車庫方面,今福方面は市電時代からの流動を引き継いでいるようです.
今里筋線が井高野まで開業しましたが,梅田直通バスの需要はまだ多いように思えます.


南西部.
今も昔も大正区のバス路線の重要性を感じます.
大浜,出島に向かう路線にも市電の名残を感じます.


南東部.
近鉄八尾まで大阪市バスが行ってたんですね.
今もバスターミナルという形でで残っているのは出戸バスターミナルと北巽バスターミナルだけでしょうか.

ではまた.

過去の記事から [メモ]大阪市電マップ
http://sanponow.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html

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