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2018年7月14日土曜日

四半世紀ぶりくらいで母校を訪問 高羽小学校

初夏の天気の良い日にぶらぶら行くと,

とある団地の解体が始まろうとしていました.神戸市営高羽住宅.


閉鎖時の姿. 2017/9


廃団地っぽい雰囲気. 2017/9


使われなくなった遊具が寂しげでした.子供の頃,入り込んで私も遊んでました. 2017/9


この敷地には赤瀬川原平著「トマソン」にも掲載されたトマソンが現存するのですが,その存続が危ぶまれます.


「超芸術 トマソン」赤瀬川原平/白夜書房 1985/5


掲載されている,30年くらい前の姿.

この日は高羽小学校のオープンスクールの日.同級生だった友人に知らせてもらい,地元の市民も見学できるとのことで,いそいそと新校舎(2007竣工)に初めてお邪魔しました.
1938年に高羽尋常小学校として神戸市灘区に開校.私の母校でもあり,母親もここの卒業生です.
以前はこの少し山手にある墓参りの帰りとかに気軽に中に入ってましたが,近年はいろいろな事件の影響もあり部外者は立ち入り禁止な感じで,多分この四半世紀は足を踏み入れてなかったと思います.

校舎に入ってすぐのコーナー「高羽童夢」.
昔の資料が展示されている小コーナーです.

藤沢桓夫「新雪」新潮社,1942の書籍.六甲のこの高羽周辺が舞台の小説です.
1942年に映画化され,高羽周辺でロケされました.

長らくプリント等が残っていない「幻の映画」とされていましたが,ロシアで発見され後に東京国立近代美術館フィルムセンターが購入.
2013年に大阪・九条のシネヌーヴォで上映された際,私も見ることができました.
町の様子などは大きく異なり現代との対比はわかりませんでしたが,校舎や運動場の風景は私たちが学んだ旧校舎そのものでまったく変わらない感じでした.


旧校舎の教壇.

これも旧校舎のもの.講堂の長椅子.


旧正門.私たちはここから登校しました.

正門脇に二宮金次郎像.


後ろ姿.


御大禮記念
昭和三年十一月十日兵庫実践少年団長
中村直吉建立
少年団日本連盟総長
子爵 後藤新平書


鋳匠 大阪 慶寺丹長
石匠 明石 七代目 石六


旧校舎は1年生だけ別校舎で離れになっていました.道路の下を潜ってそこへ行くトンネル.現在は行き来できないよう閉鎖されていますがトンネルそのものは残っています.


小学生の頃,このトンネルで壁オニをして遊びました.


旧1年生校舎,現在は高羽児童館.


現校舎と運動場.


まちのたんけいんたいのmapが掲示されていました.私の秘密基地のある高羽川が校区中央を南北に流れているのがわかります.

旧校舎の頃は3F建てでしたが現校舎は一部5F建て.

なので景色がいいです.西側の景色.よく遊んだ,高羽公園がすぐ下に見えます.


北側は山が迫り,一番上の茶系の建物は神戸大学です.


手洗い場.今は集中管理の石鹸水.私らの頃はみかんネットに入れた石鹸がぶら下げられていましたね.


コンピュータールームもあります.



私が小学生の頃に導入された1人用パイプ椅子机.それ以前は木製の2人用机でした.


木琴.音楽会などでは,驚異の撥さばきで演奏する子がいたものです.魔法少女のように見えました.


旧校舎の写真も飾られていました.桜の木の下にあった,うんていをやり過ぎて手がマメだらけになったことを思い出しました.


高羽百選 2004年に選出されたようです.


高羽市場やもちろん,ななめの家などが選ばれています.


小学校を後にし,高羽公園前にあった駄菓子屋.もう営業はされてないようです.


そのすぐ下の定食屋,扇矢.数年前にリニューアルされ,この日は行列です.

ではまた.
特に記述あるもの以外,2018/6に散歩

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