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2018年9月17日月曜日

[メモ]1970年の日本万国博を紙上散歩

実家の押入れなどをもやもやと片付けていると,もやもやの向こうから子供の頃に集めていた新聞スクラップが出てきました.
そのなかから1970年に大阪千里丘陵で行われた日本万国博の記事を紹介します.

1970年夏休み期間中の万国博会場.太陽の塔,モノレールお祭り広場の大屋根が見えます.モノレールの2両目に向かう屋根は動く歩道の屋根です.
大屋根のデザインは丹下健三.

日本万国博覧会 1970/3/15-9/13
名誉総裁は明仁,名誉会長は佐藤栄作,プロデューサーは丹下健三.
万国博テーマプロデューサー:岡本太郎.
テーマ「人類の進歩と調和」


きょう開会式を迎える万国博会場


お祭り広場の風景. 毎日新聞1970/3/17


記事もさることながら各社,広告にも力が入ってます.

大林組 「実験は成功した!」
お祭り広場の大屋根とアメリカ館のドーム建築を紹介しています.

夢の実現―未来都市に挑戦 by 大林組八十年史
https://www.obayashi.co.jp/chronicle/80yrs/t4c4s3.html


人気のダイダラザウルスはフル運転.
憧れのダイダラザウルス.私は乗れませんでしたが.
左は虹の塔.

「人気をさらった象」の記事

「8月3日,神戸港に上陸した16頭の象さんは会場までブーラリ,ブーラリの"大名行列".しっぽを振って愛きょうをふりまくので沿道は人がきで埋まり「でっかいなー」とちびっ子たちは大喜び.」



灘区六甲の実家近くを通るのを私も見に行きました.旧市電筋,現山手幹線です.

お祭り広場が呼んでいる (毎日新聞 1970/3/8)

祭りの魅力 by 岡本太郎



「失敗した方がいいんだ.そのくらいの気構えで,ベラボウなものを作るべきだと」
「万国博は見せ物ではない.参加した人は,自分が祭りを盛上げるのだという気迫で楽しんでほしい」


テーマ館の「青春の塔」.様々なオフジェをくしざしにした大彫刻が躍動する青春を表現


5000万人の案内役 エキスポ・ホステス


夢がいっぱい 異色のパビリオン

エキスポ案内絵図



私は終了間際の9月に1度だけ連れて行ってもらい,フジパンロボット館とモノレールに乗ることができたのが思い出です.


シオノギ製薬 ポポンSは仲代達矢(当時37歳)


コーワのキャベジンは森繁久弥(当時56歳)
「そう気になさらんことです」


ひろがるファッション ひろがる阪急
1970/3/11に千里阪急オープン.

SEIKO紙上ショールーム

服部時計店はEXPO'70 OFFICIAL TIME です.
「原子時計が発する秒信号を無線で万国博会場内の時計群に送り時間を集中管理します」

虹の塔

"幽玄の世界"へご招待します
企画:日本専売公社万国博出展委員会
構成演出:松山善三
建築設計:清家清

東芝IHI館OPEN

さあ感じよう.未来建築の力強さと人間賛歌.
「日本の誇る若き建築家,黒川紀章氏の設計です」

日本航空

万国博
日航ジャンボは空飛ぶ日本館です

ワコール・リッカーミシン館

プロデュース:水の江滝子
石原裕次郎,浅丘ルリ子や長門裕之らを発掘したプロデューサーです.
毎週土曜・日曜日に行われる"万国博結婚式"

あふれる楽しさ エキスポランド

エキスポタワー,夢の池.

日立グループ館

40m継ぎ目なしエスカレーター,260人乗りマンモスエレベーター

日立評論1970年EX号:EXPO'70
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1970/ex/1970_expo_sp_00.pdf

豊かなみのり クボタ館

高さ40mの一本の柱が支える大ヤネの下に

クボタトラクタの進化-2
https://www.kubota.co.jp/globalindex/backnumber/back_number/tractor/tractor_02/index_02.html
夢のトラクタが展示されていたそうです.

松下館

ようこそ万国博へ
<伝統と開発>の松下館は私たちが,ご案内します

「松下電器と毎日新聞社共催によるタイム・カプセルEXPO'70が展示されます.このタイム・カプセルは現代の文化を,ありのままの姿で5000年後の人類へ贈ろうという,素晴らしく遠大な事業です.」

タイムカプセルはその後,大阪城公園に埋められています.
タイムカプセルは2つあり,1つは2000年に開封され以降100年ごとに,もう1つは5000年後の6970年に開封予定です.

大阪城公園に埋められた大阪万博のタイムカプセルEXPO'70について by 大阪城観光ガイド
https://osaka-castle.net/osakajokoen/timecapsule-expo70.html
タイム・カプセル EXPO'70の開封 Jounal of Surface Analysis Vol.8 No.1 (2001)
http://www.sasj.jp/JSA/CONTENTS/vol.8_1/Vol.8%20No.1/Vol.8%20No.1%2070-75.pdf

2018年9月7日金曜日

台風21号の町を散歩

台風21号の来襲が予告された2018/9/4の大阪.

午前10時過ぎの阪急十三駅.神戸線で遅延が始まりました.序章の始まりです.

雨が降り出しました.郵便屋さんも着替えてスタンバイ.


町の人たちも台風に備えています.


そして台風来襲.風が最盛期頃の淀川通.

大阪の気象情報.最大瞬間風速が40m/sを超えた風が吹きまくったのは13:50-14:20でした.



14時過ぎ頃から停電.自宅のnetも切断.

エレベーターもストップ.消灯したエレボタ.


少し風が収まってきて停電ですることもないので町の様子を伺うと,市バスのテント(緑色)が吹き倒され,その右の自転車置き場も屋根が倒壊している模様.

しばらくして大阪府警がテントを撤去に来ました.

自転車置き場の屋根は台風の南風(左が南)をもろに受けて倒壊したようです.

市バステントの切断面.何かの電線も一緒に切断されています.


何かが飛んできてぶつかったのでしょうか,ガラス扉が砕け散っています.


サイレンを鳴らした緊急車両が十三方面へ向かいます.
十三大橋でも転倒した車両があったそうです.そちらに向かったのでしょうか.

市バスも運行を中止し,回送で車庫へ帰っていきます.


十三公園の樹木も根元から倒れていました.




瓦,トタン,タイルやモルタルが吹き飛んでいます.




落ちていたのは3階の窓上のタイルです.開口部に受けた風圧力で窓の上枠部が変形し,タイルが脱落したようです.


柔らかくて強い木材部に追従できない,硬くて脆いモルタルが脱落している様子.



むなしくテントが落ちています.



運転見合わせ中のJR西日本,塚本駅.運行情報の全路線が真っ赤です.

塚本駅西側駅前の信号も消灯.


マクドナルドも閉店.

カーネル・サンダースおじさんも心配げに町を見つめています.


飛来物で割れた元釣具店.

自転車置き場入口横が風でこじ開けられているマンション.


再開した店舗に集まる人々.


夕方になり道路が混み合っています.

看板も傾いています.


停電中も営業していたセブンイレブンも,暗くなる夕方には営業を終了しました.


停電のわが家前から.明かりがまぶしい.

建物を照らす赤信号.


19時過ぎから鉄道の運行も再開が始まりましたが,阪急京都線はこの日終日運転見合わせ.

翌日9/5の様子.

十三栄町商店街.近くの工事現場から飛んできた防音シートが電線にからまります.


買いにくい自販機.


十三公園,広場の巨木も倒れていました.

少年も大きな根元を見つめます.


道路には破片がたくさん落ちています.

まだ閉店中ですが,電気は復旧し再開準備がすすむセブンイレブン.



中津界隈.街路樹が倒れる.


中津商店街近く.

商店街のアーケードもシートが破れながらも無事です.


中津五丁目案内板の一部が吹き飛んでいました.

こうやって徐々に物が壊れていく.


シートが先に破れたテントは飛ばされるのを免れています.テント固定部の強度>シートの強度にしておけば,理屈上テントは飛んでいかないはずですが,そういう調整は難しいのかも.


2日ぶりに開店したセブンイレブン.まだ冷凍食品はありませんでしたが,日常が徐々に帰ってきます.


わが家の停電も終わり,エレベーターも復活.

ではまた.